きんぴらゴボウ


野菜オンリーの料理ながら、日本の家庭料理の代表格級。

「きんぴら」らしいあまからく、しっかりした味付けは
主張ある不溶性食物繊維がたっぷりの根菜たちにマッチしていて、
さらにテラテラした見かけで食欲をさそい、日本人をノックアウトし続けてきました。

うちではゴボウとニンジンとゴマだけのシンプルなスタイルですが、
食物繊維が豊富で、体をあたためる根菜は腸の調子をととのえ、
ニンジンのβカロチン、ゴマのビタミンEなどの抗酸化成分が
ストレスや紫外線などで酸化した体から元凶の活性酸素を消してくれます。

つまり、きんぴらゴボウは、なにをかくそう、
現代人ののための「リセット」ディッシュなのです。



材料(4人分)

ゴボウ

200g(1〜2本)

ニンジン

1本

コンニャク

1枚(好みで)

ゴボウ

200g(1〜2本)

ごま油

適量

いりゴマ

適量

鷹の爪

2本

調味料

鰹だしの粉:小さじ1/2 しょう油:大さじ1 みりん:大さじ1 さとう:小さじ1 酒:大さじ1



作り方

1. 下ごしらえ

ごぼうは洗って包丁の背などで皮をこすりとってから、食べやすい長さ(6〜7cm)に切り、さらに3〜4mm程度に細長く千切りに切る。ニンジンも同様に細切りにする。


2. 中華なべかフライパンにごま油を熱し、ゴボウ・ニンジンをいためます

フライパン、または中華なべにごま油を熱し、ゴボウ、ニンジンを中火でいためます。ごぼうがちょっとしんなりしてくるまで火を通します。鷹の爪ははさみで小口切りにします。種はからすぎるのでのぞきます。

3. 味付け

さけ、さとう、みりん、しょう油、鷹の爪を加えます。こげつかないようにかき混ぜながら、調味料の水分をとばしていきます。

4. ゴマをかけると出来上がり

余分な水分がとんだら、火を止めて、すったいりゴマをたっぷりかけて混ぜます。




ヨーコ先生の大らか家庭料理

ゴボウの「アク」には抗酸化物質のポリフェノールが含まれています。
せっかくなので、切ったら水にさらさずそのまま炒めてしまいましょう。

ゴボウやニンジンをキンピラにするときは、ささがきにするよりもめんどうですが、
がんばって細切りにしたほうが、歯ごたえがしっかりして手間をかけた分おいしいですよ!