陰と陽

マクロビオティックの考えでは、体を冷やす食べ物を「陰」、
体を暖めて締める食べ物を「陽」として食べ物の性質をとらえています。


ナチュライフでは5段階にわけて考えます。

  • 体をすごく冷やす食べ物を「極陰」
  • 体を冷やす食べ物を「陰」
  • 体を冷やさず熱をこもらせずの食べ物を「中庸」
  • 体を温める食べ物を「陽」
  • 体をすごく温める食べ物を「極陽」


一般的に、陰の性質があるものをたべると、カラダはゆるんだ!と感じて陽の性質があるものを食べたくなり、陽のものをたべると、カラダがしまった!と感じて陰のものが食べたくなります。

たとえば、フレンチなどの洋食コースをたべるとき、極陽のお肉料理の後は、極陰のコーヒーやこれまた極陰の砂糖がたっぷりはいったケーキを食べたくなります。
また、極陰なあまいケーキをたくさん食べると、今度は陽の性質がある塩辛いものを食べたくなって、塩辛いものを食べるとあまいものが・・・といつのまにかこんな陰陽陰陽をエンドレスに続けて、必要以上に食べ過ぎてしまうことも。


気候、季節、体質など、それぞれのもつ環境に合わせて、陰陽を意識した食材を摂ることが大切で、
たとえば、年中夏の南国で売られているジュースは、「極陰」の砂糖がたっぷりはいっていて、超あまい!
また、豊富なトロピカルフルーツも「極陰」です。

あつ〜い気候で体に熱がこもらないように、自然と体を冷やす「極陰」の食べ物をとるようになっているのです。

ちなみに温帯の日本では、なるべく「中庸」の食べ物が理想です。
伝統的な玄米ごはんや味噌汁、大根などは中庸。
でも、ヘルシーなはずのさつまいもや大豆は陰の食材。
日本人がたべるには、陰の性質がつよすぎてしまうのです・・・

そんなときは、時間をかけて調理すること!
陰の性質が陽へかたむくので、中庸へちかづきます。