ショウガ



ショウガは中国ではふるくから漢方薬としてつかわれてきた実績があるように、カラダをあたためる「薬効」があるので、実はショウガをつかったショウガ料理はどれも薬膳料理

とくに胃腸の弱い人、風邪をひきやすい人、冷え性の人など、大病ではないけれど、総じて「体が弱い」とまとめられるタイプの体調のわるさには、ばっちり効果を発揮することが多いみたいです。

地域にもよりますが、だいたい5〜6月ごろに出回るのが、香りがよくて辛味がすくなく、やわらかい新ショウガ

それ以外の時期は、新ショウガを保存した古ショウガ、土ショウガと呼ばれる皮がしっかりした茶色いショウガが出回ります。



相性のいい食材・調理方法

ショウガはほんの少量でもインパクトのある味と香りで、大活躍の食材です。

ピリッとした辛味をいかすには、生のままおろして麺類や刺身、酢の物などの薬味とする方法。

辛味成分は、加熱すると辛味のない別の成分に変化するので、煮込み料理に加えて、肉や魚のくさみを消しながら、ショウガの風味をプラスするのもかしこい使い方です。

アジアでは、ショウガ料理は「薬膳料理」として、冷えやすい女性のカラダをあたためる効果があるとされています。
冷え性の自覚がなかったわたしも、中国系の足ツボマッサージをうけたとき、足の裏をグリグリされながら「腸がひえてる」と指摘され、「ショウガを食べなさい」とアドバイスしてもらったところ。

ショウガパワーに期待です♪



保存方法

なにをかくそう、ショウガはバナナと親戚。
熱帯地域が原産なのです。

ということは、寒い場所がにがて。
乾燥をふせぐために新聞紙にくるんで、冷蔵庫にいれず、常温で保存してください。


選び方のポイント



【極陰 陰 中庸 陽 極陽】

中庸


GI値

-


成分

ショウガの辛味成分は、ショウガオール、ジンゲロン、ジンゲベレンなど、消化液の分泌促進作用があります。

・消化液分泌促進 → 消化促進、食欲増進、健胃
・血行促進 → 発汗解熱
・菌の増殖抑制 → 消炎


  • ショウガオール:辛味
  • ジンゲロン:辛味
  • ジンゲベレン:香り
  • ジンギベロール:香り



新ショウガは3〜6月、地域によって差がありますが、春に出回ります。
土しょうが、ひねショウガとよばれる保存したショウガは年中。



栄養成分表(100gあたり)

エネルギー

30kcal

たんぱく質

0.9g

脂質

0.3g

炭水化物

6.6g

ナトリウム

6mg

カリウム

270mg

カルシウム

12mg

マグネシウム

27mg

リン

25mg

0.5mg

亜鉛

0.1mg

ビタミンB1

0.02mg

ビタミンB2

0.03mg

ビタミンC

2mg

食物繊維

1.6g


レシピ


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