タマネギ



タマネギは、わたしのキッチンで欠かすことができない常備野菜。

いためても、煮込んでも、揚げても...とにかく、だれがどうしてももおいしくなる超ベンリな野菜です。
生でたべるとピリピリからく、火をとおすとおどろくほどあまくなるタマネギを上手にあやつれたら、
料理上手へ一歩前進。

その秘密は、タマネギにたっぷり含まれる旨み成分「グルタミン酸」
タマネギはカレーやシチューなどの煮込み料理にコクや深みをプラスします。

タマネギはまろやかなダシになってくれるので
野菜オンリーのベジタリアンフードには頻出の野菜です。



選び方のヒント

黄タマネギは収穫後、デンプンが糖にかわるまでわざとそのまま畑に放置します。
ということで、薄皮が乾燥しているものが加熱したときにあまくおいしいです。
実がかたくしまっていて、重いものが加熱したときにおいしい黄タマネギです。


一方、春にお目見えする新タマネギは、収穫後すぐに出荷されたもの。辛味がすくなくて、生でたべられるのが特徴です。新タマネギを生でたべるときには、黄タマネギとは逆で、みずみずしい方がおいしいです。




保存方法

タマネギは湿気に気をつければかなり長く保存できます。
ポリ袋ではなくネットにいれて、ベランダなんかの風通しのよいところにつるしておくのが一番よい方法。




相性のいい食材・調理方法

タマネギの味を形成しているのは、うまみ辛み甘みです。

サラダなど生でタマネギをたべたいときは、辛味がすくない「新タマネギ」を選びます。

新タマネギは、辛みと同様にうまみや甘みもひかえめなので、
いためたり煮込んだり、加熱する料理にはじっくり寝かせた「黄タマネギ」の方が
味にふかみがでて断然おいしいです♪

タマネギのピリピリする「からみ」は、加熱すると消えてしまいます。
さらに熱によってタマネギにふくまれる水分がとぶので、うまみと甘みがギュッと濃縮されます。

それで煮込み料理などでは、まず玉ねぎをじっくりいためてから煮込むんですね。
タマネギのうまみとあまみのおかげでかんたんにおいしさをランクアップできます♪

ちなみに、じっくりタマネギを炒めるときは、脈にさからってスライスすると、早く火がとおります。



タマネギメモ

タマネギも「ネギ」というだけあって、放っておくと葉っぱの先にネギボウズができます。
ネギボウズにはタネができるのですが、そもそも、このタネをつくるための養分を葉にためこんで「タマネギ」になっているのです!せっかくタネをつくるために準備しているのに、葉に充分栄養がたまったな、というときに、あっさり人間が収穫して食べてしまっているんだ・・・と思うと、ちょっとカワイソウ。


タマネギは、冬に苗をうえてほったらかしていても、春にそこそこのものが取れるそうです。

こんな感じで、土からあたまを半分だけだしているタマネギ。緑色の葉っぱの部分が枯れてきたら、収穫時期です。

緑色の葉っぱの部分をむんずっとつかんで、えいっ!とひきぬいて収穫♪

スーパーでうられているタマネギしかみたことがないと、びっくりしてしまうのが根っこの部分。想像以上にボーボーです。



成分

  • 硫化アリル:血液サラサラ効果


【極陰 陰 中庸 陽 極陽】

中庸


GI値

30



栄養成分表(100gあたり)

エネルギー

37kcal

たんぱく質

1.0g

脂質

0.1g

炭水化物

8.8g

ナトリウム

2mg

カリウム

150mg

カルシウム

21mg

マグネシウム

9mg

リン

33mg

0.2mg

亜鉛

0.2mg

0.05mg

マンガン

015mg

ビタミンB1

0.03mg

ビタミンB2

0.01mg

ナイアシン

0.1mg

ビタミンB6

0.16mg

ビタミンB12

0μg

葉酸

16μg

パントテン酸

0.19mg

ビタミンC

8mg

食物繊維

1.6g



レシピ

ナチュレルの豆乳ホワイトソース


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