イタリアントマト



オーガニックガーデンの達人パオラからゆずりうけたトマトの種からトマトをそだてることになりました。

イタリアでは日本のようにトマトを生でガンガン食べる機会は少なめ。
パオラのガーデンでも、水分が少なくて皮があつく、うまみ成分「グルタミン酸」がたっぷりの調理に向いたトマトの方が幅をきかせていました。

今回、パオラが送ってくれたのも、加熱して食べる種類のイタリアントマト。

日本のベランダで上手にそだってくれるのか!?
パオラのアドバイスをうけながら、チャレンジ中です。


トマトの育て方

1. 種を小さなポットにまく

まず、トマトの苗をつくるために、小さなポットに種を2〜4つづつまきます。発芽するまでは、乾燥しないようにシャワーキャップをかぶせます。


2. 芽が出た!

絵に描いたようなかわいいふたば!毎日すこしずつ大きくなっています。


3. 本葉の出現

芽がでてから2週間で本葉が出現。


4. 苗になるまでもうすこし!

背丈が10cmくらいになって、トマトらしくなってきました。


5. 大きめの鉢へ植え替え

茎もしっかりしてきたので、深い大きめの鉢へ植え替えました。もちろん苗は斜めにかたむけて。こうすることで茎から根がでてしっかり根付きます♪


6. バジルをお供に♪

トマトのコンパニオンプランツバジル。トマトの根を圧迫しないように、小さな苗を鉢の隅っこに植えました。


7. わき芽をとる

背丈は30cm程度。葉っぱがどんどんでてきて、こんもり大きくなりました。


8. 開花♪

トマトの花がついにさきました!


9. トマトの実がなってます♪

トマトに実がなりました♪イタリアからはるばるやってきて、日本でよくぞここまで育ってくれた、と感慨一入です!サイズは3cmくらい、形はちょっと長くて楕円形なので、もしかするとこのトマトはサンマルツァーノ系


10. じわじわ成長中

ペースはゆっくりですが、着実に成長しています。長細くて外側からも「部屋」がわかるぐらいもりっもりっとして、日本ではあまりみない種類です。


11. 大きさ的にはもう充分?

全長6cmを超えたのに、まだ真っ青。時間をじっくりかけて成長するタイプなのかな?


12. おっ!

心配した矢先に、急に色づきはじめました〜


13. 完熟トマト♪

翌日にはもう真っ赤。どうやって食べるとおいしいのかパオラに聞きたいところですが、あいにくバカンス中なので、とりあえず、記念すべき第一号はさっと食べてしまいます♪



イタリアントマトメモ

長細いイタリアントマトを輪切りにすると、部屋は2つ(ちなにに日本の桃太郎なんかは余裕で5〜6室部屋があります)。日本のトマトになれていると、まるで果物のようにしっかり果肉をおおっているぶあつい皮にはびっくりします。ちなみに「湯剥き」が必要なのはこれぐらい皮があつい種類のトマトだけ。生食用の日本のトマトは、皮もそのまま食べられます!

水分も酸味も少ないイタリアントマトはトマトソースや煮込み料理にサイコーですが、今回は1個しか収穫できなかったので、フライパンにオリーブオイルをひいてさっとソテーして塩コショウ、最後にバジルを散らすとあっというまにホットトマトサラダの完成♪調理時間1分とは思えない濃厚なトマトの味は、イタリアントマトだからこそ!


ワンポイント

日本ではなじみのない種類のトマトだったので、ちゃんと育てられるか心配でしたが、
意外とあっさり完熟トマトを収穫できました♪
実の中の「部屋」が2つしかないというところで、花が咲いてから収穫するまで繊細な管理は必要なし!




イタリアントマトを上手に育てるポイントはたった2つ。


  1. 株を横に倒した状態で植えつける
  2. わき芽がでたら、すかさず取り除く

あとは、アブラムシがつかないようにときどき木酢液をかけるぐらい。
つまり、ミニトマト感覚で大丈夫でした♪



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