コンパニオンプランツ



人間にとっておいしい野菜は、虫にとってもおいしいにきまっています。
せっかく茂った葉っぱや、そろそろ食べごろだなぁ〜と楽しみにしていたころの実などを虫たちに見つかってしまうと、収穫前にたべられてしまうことがよくあります。

また、最近の野菜や果物は、おいしさ重視で品種改良されているせいで、野生種よりも病気になりやすいということもあるみたいです。


そんな虫や病気をおいしい野菜から気をそらせるために植えるのが「コンパニオンプランツ」です。

「コンパニオンプランツ」と一緒に植えた野菜が病気になりにくかったり、虫がよってこないという性質をもっていて、たとえば、マリーゴールドなどの花やハーブ、いろんな植物が「コンパニオンプランツ」として活躍中です。

とくにヨーロッパでは古くから「コンパニオンプランツ」を上手に利用しているそう。



チャービル+レタス

赤ちゃんの手のひらのような小さなかわいい葉っぱのハーブ「チャービル」は、観葉植物としてもOKなくらいの見かけのかわいさだけじゃなく、食べておいしく、さらにはレタスのコンパニオンプランツでもあります!
レタスと一緒に植えると、レタスが病気にかかりにくくしたり、生育を促進する作用があるらしく、ほんとに虫がつかずに元気に育ちます。





バジル+トマト

比較的そだてやすいトマトですが、アブラムシがついたり、病気になったり、実がなかなかならなかったり、ちょっとしたトラブルもあります。
そんなトマトを元気にしてくれるのはイタリア料理にかかせない「バジル」。
トマトにとってもバジルにとっても居心地のいいなかよし同士。
料理でもトマトとバジルの愛称はバツグンなのです♪





ローマンカモミール VS アブラムシ

「ローマンカモミール」は、不思議なことに、なんのヘンテツもない針状でみどり色の葉からりんごのあまい香りがするハーブです。
このあまい香りにさそわれるのか、野菜につくはずのアブラムシがローマンカモミールにやってきて、野菜の苗にアブラムシがつきにくくなる、そうです。
・・・つまり虫防止効果はかなり地味です。