食べ物について「口」の役割は大きく3つ。

  1. 歯で噛んでこまかくくだく
  2. 殺菌する
  3. でんぷんを糖に分解する



1. 歯で噛んでこまかくくだく

食べ物の「消化吸収」は、胃をうごかしたり、酵素を分泌したり、栄養を吸収するなど、ほとんどのところ、わたしたちが意識していないうちに行われています。

唯一、自分の意思でできることが「歯で噛んでこまかくくだく」ことです。
食べ物をできるだけこまかくしておくことで、唾液中の酵素と充分まぜあわせることができるので、胃の負担はかるくなります。


2. 殺菌する

唾液には殺菌作用のある酵素がふくまれていて、その殺菌力はかなり本格的です。
なかでもリゾチームは、食品の品質保持期限をのばすために食品添加物としてつかわれたり、炎症をおさえるくすりに配合されています。


3. 炭水化物を糖に分解する

食べ物を食べた瞬間、つまり、口にいれたときから「消化」が始まっています。

よく噛むことで、こなごなにしながら、アミラーゼという消化酵素を混ぜ合わせて、でんぷんを糖に分解します。(この時点ででんぷんは消化の50%が完了します)
ごはんにふくまれるデンプンもよく噛むうちに糖に変わって、「あまく」感じるのです。