アレルギー

「アレルギーにヨーグルトがいい!」といわれたこともあります。
こんなふうに「これを食べるといい」対処法というのは、精神的にもとっても気楽。

薬ではないので体に負担がかからないし、おいしく食べられて、
しかもアレルギーがおさまるなんて♪

でも、このヨーグルト戦略、研究データとしては「花粉症に有効」
という結論になったようなのですが、実際ためした多くの人には効果がなかったみたいです。



◆そもそもアレルギーとは・・・

空気中にはウィルスやばい菌がたくさんいるのに、
全員が病気にならないのは、わたしたちの体には「免疫機能」があるからです。

目や鼻、口内の粘膜や呼吸をとおして体内に入り込んだばい菌などを
「体に害がある!」と判断したら、白血球が攻撃して退治してくれるのです。

子どもや年配の人、つかれているときはこの「免疫機能」がうまくはたらかずに
風邪をひきやすくなっています。


病疫を免れるために必要な「免疫機能」ですが、
「体に害がある」という判断をまちがえてしまうことがあります。

たとえば、花粉や猫の毛、牛乳や卵など、体に入ったからといって
何がおこるでもなさそうですが、なぜか「やばい!」と判断して
体の外へ出そうと反応するのが「アレルギー」です。

花粉症の場合、花粉の多い時期は、鼻水やくしゃみ、肌荒れなどがおこります。
これは花粉が体内に入ったとき、たとえば鼻水と一緒に花粉を洗い流そう、
としたり、くしゃみで吐き出そう、としたり、皮膚の角質といっしょにおとそう!
としているのです。




◆アレルギーにいい食生活

残念ながら、アレルギーについては
「これを食べればいい」という「プラス食」というよりも
「これを食べないように!」という「制限食」を意識した方が有効なのです。
(ビタミンやミネラルをちゃんととれているという前提なのですが)

胃酸の分泌が少ない人(お肉や油ものの消化が苦手なタイプ)は
アレルギーを起こしやすいという研究データもあるらしく
アレルギーが起こる原因はまだ明らかになっていないけれど、
とにかく、消化器官とのふかい関係があることは間違いないようです。


花粉症やアトピーなどのアレルギーもちさんが、
控えた方がよいとされるのはこの3つです。

1.糖分
2.動物性たんぱく質
3.不飽和脂肪酸n-3型以外の油


◇糖分

まず、糖分。
クッキーやケーキ、おまんじゅうなど、あまいお菓子にふくまれる砂糖だけじゃなく
おかずの味付けに使われる砂糖や、ご飯などの炭水化物も「糖分」になります。

糖分は体をうごかすエネルギーとなり、また唯一脳の栄養源なので、
生きていくのにとっても大切!

ただ、エネルギーに変えるときにビタミンBを消費するため、
必要以上に糖分をとりすぎたときは、同じように必要以上のビタミンBを消費して、
ビタミンB不足になってしまうことがあります。

ビタミンB群は、皮膚(内側の皮膚である腸壁なども)や粘膜を健康にたもつビタミン。
それが不足することで、肌が敏感になって花粉などのアレルゲンをとりこみやすくなったり、
鼻腔の粘膜がただれて、くしゃみや鼻水などの症状が重くなることもあります。

ごはんはできれば玄米にして、毎食軽く1膳が理想です!


◇動物性たんぱく質

たんぱく質は、わたしたちの体そのもの。
皮膚や筋肉から臓器までたんぱく質でできています。
健康な体を維持するためには、たんぱく質をしっかりとるのも大切です。

たんぱく質を多く食材は、肉、魚、卵、乳製品、大豆など。
この中では魚と大豆がオススメです!

とくに霜降り牛肉などのあぶらっこいお肉は、消化に時間がかかり、
日本人のなが〜い腸の中でくさってしまうことも。

腸内は善玉菌と悪玉菌がそれなりになかよく生活しているのですが、
くさった食べ物にいすわられると、それが居心地よく感じる悪玉菌が増えて、
その分善玉菌はすみにくくなり、どんどん腸の環境はわるくなります。

くわしいことはまだ分かっていないようですが、
腸内の健康がアレルギーに影響をあたえることははっきりしているようで
それが「乳酸菌を多くふくむヨーグルトを食べれば、花粉症が楽になる」
という健康法につながったようです。

腐敗した食べ物から発生する毒素は、腎臓や肝臓などの臓器でも
解毒するのですが、それが間に合わなくなると、
免疫でなんとかしなければ!と免疫機能が活発になりすぎて、
アレルギー症状が悪化するのでは?と勝手に想像しています。

ちなみにヨーグルトについては、動物性の「牛乳」が原料で
ある程度の動物性脂肪をふくむため、上手に機能しないことも考えられます。

まずは、肉をひかえめにして、納豆やとうふ、青魚に切り替えることで
腸内環境はかなり改善するはず!



◇不飽和脂肪酸n-3型以外の油

ビタミンEがたっぷりで、健康にいいとされるごま油や
健康を意識したクッキングオイルなど、
どれも、アレルギーを起こすとされています。

植物性の油は、ビタミンEが豊富で、体に必要なのですが
どうやら日本人は「とりすぎ」の人が多いみたいです。

天ぷらやフライ、コロッケ、から揚げなどの揚げ物だけでなく
油どおしなど調理にたくさんの油をつかっている料理もあって
しらずしらずのうちに、意外ととっているのかも。


肉の脂など、動物性の脂肪は飽和脂肪酸、これは論外として、
ひとつだけ、アレルギーを緩和する油があり、それが
「不飽和脂肪酸n-3型」です。

エゴマ油、シソ油、それから、さばやブリ、サンマなどの青魚の油です!